治療にかかるお金が減らせる?医療費控除の仕組み

風邪をひきやすい子どもや入院している家族がいらっしゃるサラリーマンにとって、病院に支払う医療費は負担になりやすいです。しかし、医療にかかるお金を軽減する制度が存在しています。

お子さんがいらっしゃる家庭では、各自治体が行っている子どもの病気やケガにかかる費用を一部負担してくれる助成制度があります。通常、病院で治療を受けた場合、治療費の7割は健康保険が負担して、残りの3割は受診者の自己負担になります。子どもの治療費にかかる自己負担の部分を自治体が補助してくれる制度です。補助してくれる割合や、助成対象となる子どもの年齢に関しては、自治体によって異なってきます。助成制度を受けるには、役所で手続きを行う必要があります。助成を受けるには、世帯年収などの一定の条件があります。

一年間の入院や通院でかかった治療費が10万円を超えた場合には、確定申告することで税金が安くなります。サラリーマンの場合は、会社が年末調整を行いますが、病院の治療にかかった費用に関しては、個人で確定申告をする必要があります。この確定申告を行うと、税金の一部が還付されたり、住民税が安くなるなどのメリットがあります。確定申告を行うには、病院の会計時にもらった領収書が必要となりますので、捨てずに保管しておくことをおすすめします。