安心して通える産科を選ぶためのポイントとは

産科の診察風景

妊娠が判明したら、定期的に受診することとなる産科。出産までや出産時だけでなく、出産後にもお世話になることが多いので、安心して通えるところを選びたいですよね。

今回は、安心して通いやすい産科を選ぶためには、どんなところに注目して産科を探せば良いのかをお伝えします。産科選びの参考に、ぜひご覧くださいね。

安心して通える産科かどうか判断するには?

外を歩く妊婦◆自宅からの距離が近いか
陣痛は必ずしも予定通りに来るとは限りません。特に初産の場合は、予定日と実際の出産日に数週間ほどのずれが生じることもよくあります。陣痛が来た際、すぐに病院に行けるというのは、とても安心ですよね。

また、妊娠中の定期健診においても、やはり家から近いところの方が良い理由があります。厚労省では、出産が近づくほどに妊婦検診には近い間隔で通うことを勧めています。妊娠初期は遠方の病院へ通うことも苦にならないかもしれません。しかし、お腹が大きくなるにつれ、遠方へ訪れるのは負担に感じるようになってきます。産科を選ぶ時は、「1番大変な時期でも通える距離」を基準にすると良いでしょう。

◆先生や看護師が親身になってくれるか
出産を経験した方の多くが「この産科を選んで良かった」と感じるポイントは、先生や看護師の対応だそうです。妊娠中、妊婦さんは心も体も非常にデリケート。何かと不安が多かったり、精神的にも不安定になってしまいがちです。そうした時、先生や看護師が温かく、妊婦に寄り添うような対応をしてくれる産科は、とても安心できますよね。

こうした精神的な安心感を求めて、大学病院や総合病院などの大病院ではなく、個人のクリニックを選ぶ妊婦さんも多くいます。1人1人の患者さんと、先生や看護師の距離が近いのは、個人のクリニックの特徴の1つです。通い続ける産科は、受診した時に親身になって相談に乗ってくれるところにすると良いですよ。

マタニティヨガをうける女性たち◆母親をサポートしてくれる体制があるか
病院によっては、通常の妊婦検診のほかに、母体をサポートしたり、育児についての勉強ができる教室を設けているところもあります。例えば、秋田にあるこちらのクリニックでは、産科と連携し、母親教室やマタニティビクス、マタニティヨガなどの教室を開催しています。妊娠中の経過を知っている先生や看護師がすぐ近くにいるので、安心して母親になる準備ができますよ。病院が開催している教室は、受診と合わせて受講できるというのも嬉しいですよね。

妊娠中や出産後にこのような教室に通うことで、他のお母さんたちとの交流の場を持てるというメリットもあります。同じ悩みを抱えるお母さんたちとの交流は、学ぶことも多く、また安心感にもつながります。こうしたことから、産前産後の母親をサポートしてくれる体制がある病院を選ぶのがおすすめです。

産科は安心して通えるところを選びましょう

人生の中でも大きな出来事である、妊娠・出産。心にも体にも大きく影響する出来事なので、安心できる環境を整えることは非常に重要です。産科を診療科としている病院やクリニックの中には、妊婦さんが安心して妊娠・出産期間を過ごすことができるよう、様々な取り組みをしているところが多くあります。出産の方法も、複数の種類に対応しているところもあるので、心配な方は調べてみると良いでしょう。

産科選びで最も大切なことは、妊婦さんがリラックスして通えること。そのためには、通いやすい距離にあり、相談しやすい先生や看護師がいる、母親をサポートする体制が整っているなど、妊婦さんの負担が少なくなるような産科を選ぶと良いでしょう。ぜひ安心して通える産科を見つけて、健やかな妊娠・出産期間をお過ごしくださいね。